話は5~6年前にさかのぼります。
政令指定都市N市にある私立大の○○情報研究会っていうサークル。
入学後、とりあえず仲間欲しさに入ったサークルに葉子がいました。
素朴だけど整った顔立ちの「地味系美人」とでも言うか
ローカルな信用金庫の窓口にいる可愛いお姉さんって感じの子でした。
派手な化粧やファッションの先輩女子の中に
ぽつんと咲く野菊みたいな一年生。
3年生の片桐という先輩に
「お前、葉子と付き合ってるんだって?」
「いい趣味してるなあ、おい」と言われたのは夏休み前の飲み会。
先輩と俺はとてもウマがあい色々面倒を見てもらうようになりました。
代々伝わる試験対策や講座の選び方を教わり随分楽させてもらいました。
バイクの事故や下宿でのトラブルの処理も
お蔭で何故かすいすい解決しました。
金が無い時にはいつもよく奢ってもらっていました。
同サークルのギャル風女子がヤバい写真を撮られて
恐喝されて困っているっていう難解な問題も、
何故かわけなく隣の市に住む相手の男を見つけ出し
締め上げて終了!
みたいな不思議なパワーというか人脈を持った人でした。
「片桐先輩の実家、堅気じゃなかったりしてw」
と噂する奴もいましたが。
185cm以上あるがっちりした体形の片桐先輩は
飲み会の幹事兼ボディーガードって感じで回りからも色々頼られる
感じの良い、正義感の強い人でした。
イケメンの部類ではないけれど男っぽい顔というか
性格や雰囲気でイケメンに見える感じ?
女子でも気立てや性格がいと可愛く見えるってありますよね。
人の好みや価値観はそれぞれ違いますが俺にとっては
いい意味硬派で優しい人柄の片桐先輩は男としても憧れる存在でした。
自称171cmの俺から見ると先輩は高さも肩幅も段違い。
「困ったときの片桐先輩」
自然と葉子もあれこれ相談するようにもなり
俺と葉子二人の頼れる兄貴みたいな人だったかもしれません。
サークルの飲み会やバーベキュー、花火大会
そして楽しみなのは、俺の部屋での葉子とのセックス。
爽やかで素朴な雰囲気に隠されたナイスボディ。
155cmと小柄ながら、おっぱいも、
白くて丸いお尻も全体のシルエットも脱ぐと
凄くイヤラシイ体で、そそられます。
欠点と言えば、なかなか逝かない事と
エッチにのめり込んで来ないところか。
その行為に照れや罪悪感でもあるかのように、
いつも小さな声で喘いでいました。
「逝く」ことを知らないかも、と思った事もありますが、
たまたま俺が長もちして葉子の体を深く折り曲げる
正常位の体位がピタッとハマった時だけ、
小さな声で「イクッ」と言うことがありました。
2年になった頃、高校時代の悪友、
武田と夜な夜な遊ぶようになった俺を
葉子は凄く気にして片桐先輩に度々相談していたみたいです。
武田がセッティングしてくれる二人の看護婦さんとの夜や
塾の女教師との3Pを経験した夜の次の日の事。
エロい遊びにハマりかけていた俺に
片桐先輩から呼び出しがありました。
「お前、随分好き勝手に遊んでるらしいな。
葉子の事どう思ってるんだ。正直、葉子は俺のタイプだし、
入学直後は狙ってたんだぜ。いいのか、いただいちゃっても・・・・
ちょっとは気使ってやれよな」
反省しながらも
(こんな楽しい事、やめられんわなぁ)と思っていた事は確かです。
葉子と一緒に歩いていても階段の上に超ミニの女がいたらチラ見します。
大学の前にある定食屋の若い奥さんの巨乳にそそられることも毎度です。
女はどうなんでしょうか?葉子とのセックスの最中、
「片桐先輩としたくない?先輩、葉子のことタイプだって
いつも言うんだぜ。ねッ、葉子だってそういうの有りじゃないの?」
激しく突き上げながら詰問しても、いつも同じ応えです。
「ダメっ!そんな事!全然違う。アッ!アッ!そんなんじゃない!!」
逝かせる前に俺が放出してしまっても、
さっさとシャワーに立ちあがり
「もう、変なこと言わないでよ」と苦笑いの葉子。
葉子の感度を開発するような甲斐性のかけらも無い
自分勝手で、しょぼいセックスをしていたんだと思います。
葉子はセックスには淡泊だけど、俺に惚れてて一途なんだから、
それはそれで相性いいかも、と妙な納得をしていました。
野外フェスや夏の旅行先の安いホテルでも盛り上がりたくて、
自然な流れを装ってアダルトチャンネルを見せた時も、
「はいはい、もう、終わり終わり!」と全く興味を示しませんでした。
仲も良く相性もばっちりなのに、セックスに関しては
お互いの求め方や向いている方向が違っていたようです。
まあとりあえず楽しい学生生活は順調に過ぎていきました。(次回へ続く)
(投稿者 後輩S)