前編は以下のとおり
新入社員のお嬢さん
当たり前だけどここまできたらCを口説く気満々だったよ。
絶対にありえないと思ってた万馬券が来たようなもんだからな。
バーに入ってからの会話の流れも前もって考えておいた。バーに着くのが10時位だから短期決戦だから。
まず仕事から離れる為に彼女の話を聞く。そして多分に脚色した俺の私生活の話もする。
最後に少し仕事の話に戻しかけて、バーを出たらJRの方に引っ張っていく。そういう組み立てにした。そして現実、話しの流れがそうなった。
上手く行く時は何でも上手く行くね。人間努力を怠らなければいつかいいこともあると思った。
まず彼女の話を聞いた。会社では会話0だったから聞くことは色々あった。まず大阪出身な事。しかもえらく良い大学を出てる事。
(俺は4流私大出だが、この会社最初から入るような新人は早慶国立ばかり。)
大学出てこの会社に入って、一人暮らし中。大阪に彼氏あり。お母さんは早くに無くなってお父さんは大阪にいる。
真面目な風貌に似合わず(か?)エグザイルが好きな事。
彼氏ありは引っかかったけどこっちはそれどころじゃないから。
酔っ払ってたし、そのバーは結構ムード良いので仕事モードから一転、色々聞けた。
「凄いな、○○大学って、俺なんか△△だよ。うちの会社良い所出たの一杯いるよな。」
「あ、でも、仕事って大学は関係ないんだなって、やっぱり当たり前ですけど。」
と、そう言って!と思ってる事を言わせながら俺も勉強できなかったから不景気の折就職で苦労した事(今のほうがよっぽど悪そうだけどそこは脚色して)
色々な会社で苦労した事。出身は東京で今はこっちに住んでる事。この風貌に似合わず意外とアウトドアもしちゃうんだぜって事。そしてエグザイルが嫌いな事なんかを話した。
バーでは軽く手なんかを触ったり(『あ、爪綺麗だね。』みたいな)レベルまでいった。Cは結構酔っていたけど乱れたり気持ち悪くなったりはしてないレベル。
ここで選択肢が2つあった。
1.終電なんか気にしない(『あれあれ?大変だ、もうこんな時間だね!』)パターン
2.バー出てからが勝負
個人的には万全を期して1にしておきたかった。が、途中から正直言っていけるんじゃないかとも思った。
ここら辺は間違えると大変な事になるけどその場にいるとこう、焦りみたいなものもある。その上そのバーの俺から斜め前に見た柱の部分に時計があった。
幾らなんでも1は白々しすぎる。と思ったので途中から想定を変更して話がたけなわになるよう、盛り上げに盛り上げた所で「そろそろ出ようか。」 とCに言った。
Cは時計を見て 「あ!もうこんな時間ですね」 と本当に気付いていなかった感じ。話を盛り上げた甲斐があった。会計を払い(俺がね)バーから出る。
ここで仮に店の近くに片道2車線の大きな道路があるとして。道路を渡らずに道沿いに右に歩けば小田急の駅だと仮定する。
道路を渡ってその先にある地下道を歩いて更に行くとJRを越えてラブホテル街に達する。
店を出てその通りまできて、バーで盛り上げに盛り上げて途中で辞めてた話を再開。交差点の信号で立ち止まる。
Cは口に手を当てて俺の冗談に品良く笑ってる。ここで勝負を掛けた。
「Cは意外と聞き上手だよな。もうちょっと喋りたいよな。」
「○さんの話が面白いんですよ。でも、もう時間が」(ここで初めての躊躇)
想定通り変わる信号。Cの手を取り交差点を渡る俺。まだ意味は掴めてないC。
手は最初グーだったのが、Cは一度俺の顔を見た後、手をパーにした。で、普通に手を握る感じになった。
交差点を渡って、右に歩けばそれでもJR方面から小田急には着く。多分そこら辺の位置関係はCも判ってる。でも男らしく直進。地下トンネルへ。
ここら辺でCが「あれ、○さん、駅こっちじゃないですか?」
ないですか?の言い方は大阪弁っぽくなが一番低くてそこから上がってく感じ。
飲んでる途中から大阪弁が強くなってきてそれが又可愛い。東京人の差別意識かもしれないけど上品な子の大阪弁は凄く可愛い。
もうここまでくると無言で引っ張るしかない。
Cはあれ?っテ感じでついてくる。多分ここらへんでもまだ判ってない。
トンネルを出て少し歩いて左に曲がるとラブホテル街。
曲がった瞬間「あ・・・」とかCが呟く。
顔見ると「あ、○さん、ちょっと、それは、まずいです・・・。」と引き気味。
ここが最終勝負だった。34の今だから出来たと断言する。10年前の俺は出来なかった。
立ち止まって手を離して 「大丈夫、何もしないから。ちょっとだけ喋ってこうぜ。」と言って、ラブホテルを指差す。
『大丈夫、何もしないから。』は真顔で言い切る。
手がぱたんと落ちてCの視線が揺れて俺の方見て「嘘・・・」とここだけ今日初めてタメ口。
「そうだね。嘘かも。でもどうする?」
手を取る。ここ重要。
「え、ええっ」
「帰るなら送る。」と言いながら再度ラブホテル街に歩き出す。
ここで手を取ってないと帰られる。「あ、やっぱり・・・帰ります」とか言われて。答えないのでそのまま連れて行く。釣り上げ完了。
Cはチェックインから無言。で、ホテルのエレベーターでCにキス。
抵抗はされなくて、でも口は最初は閉じてたので強引に口こじ開けるみたいにしてベロチュー。
途中から舌をかなりオズオズと差し出す感じ。
エレベーターから部屋まで引っ張ってって、部屋入った瞬間にまたキス。
ラブホテルって何のためにあるのか良く判らないソファーが必ずあるけどCをそこに座らせてキス続行。
もうね、夢中(俺が)。22歳の大学出たての可愛い子の口は甘い。キスしながらCがバッグ置いて、ぐらいに性急な感じでキス。
最初の2~3分位は硬い感じで、いかにも受け入れるだけみたいだったけど3分過ぎた頃(時間は体感多分)から普通のキスに。
唇離したりしても離れない。首傾けてキスすると口も開けてくれる。
最初の10分位は多分高校の時の初めての彼女ともそんなにしてないって位の勢いでキスしてた。因みにホテルには泊まりで入った。
ソファーに二人で御互い向き合うみたいに座って、Cが俺の両肩に手を置いて、顔を差し出すみたいにしてキスをするようになった所でキス終了。
口を離した所でCがラブホ入って初めて口を開いた。
「○さん、凄い、エッチなんですね。」
エッチなんです。でね、ここで思い出して欲しいのがBとCは俺を仕事上で何故かかなり尊敬しているって書いたじゃない。
俺はそういうのは初めてなの。ブラック、ブラックで来てるから。一人ぼっちで戦線を維持しろ、撤退は許さんみたいな仕事ばかりだったからね。
そういう修羅場は人を汚れさせるけど別に成長はさせないのは自分でも良く判ってるんだけどね。
でも、Cはホテル入ってもそのままなの。タメ口とかじゃない。仕事の時と同じ位置関係。尊敬されてる感じ。騙された、とかの感じじゃない。
「ごめん、嫌だった?」(白々しい)
「え・・・(暫く固まる)・・・あ、もう、ちょっと、強引ですよ。」
と、一応文句を言うけどそれも結構、勇気振り絞ってます。みたいな言い方。
そこでまたキス。みたいな感じで続行。で、ここからが重要なんだけど。
キスしながらCの上着脱がせて、シャツのボタンを外して脱がした。そこら辺はもう抵抗無し。(次回へ続く)
SECRET: 0
PASS: 625a1291ef09d74ac988cd8fd0848eb6
え~!?
まだ始まらないの~?(笑
でも、次も楽しみにしちゃってるワタクシ…
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え~!?
まだ始まらないの~?(笑
でも、次も楽しみにしちゃってるワタクシ…