前編は以下のとおり
嫁を大学時代の友人に抱かせたけど

それで決行日、場所は本田のアパート
俺が送っていってそのまま車で待機
見られたくないという条件をそのまま呑んだ
いきなり目の前で見るというのはハードル高いと自覚してたから。
自分から「見せてほしい」とは頼まなかった
アパートに向かう途中嫁は何度も何度も
半笑いで「本当にいいの?」と聞いてきた
これから嫁が友人に抱かれるんだって時点で
滅茶苦茶興奮してた俺が、運転しながら
勃起してたちんこを触らせると、呆れた感じで溜息つかれた
アパートにつくと嫁は指を折りながら
「一応確認しとくけど本当ぼ~っとしてるだけだから」
「あとキスとかもしないから」
「後で本田君につまんないとか言われても知らないから」
と念を押すように言われた
嫁は車を出てく時すごい勢いでキスしてきた
がつんって歯が当たって痛かった
嫁からそういうのするのは珍しい
いきなり他人の家に貸し出しも十分ハードル高いと思うが
友達ならまあ信用はしてるんだろうけど、
やろうと思えば録音録画も自由自在だよな
そっからはとにかくやばかった
マジで奇行に走る
じっとなんて絶対無理
道を走ったりとかした、とにかく苦しい、この一言
覚悟してても泣きそうになった
ずっと胸押さえてた
一応電話したら絶対出るってルールはつけてたんだけど
怖くて出来なかった。部屋の前までうろうろしたりしたし
一回意を決して郵便受け明けたりしたけど何も聞こえなかった
外からはカーテンかかってたし
でも中の電気が消えてたのが
「ああやってるのか・・・」って滅茶苦茶凹んだ
何回か書いてるけどここの描写は無い
でも実際目の前で見てたら本当倒れてたと思う
それくらい鼓動が荒ぶってたし
肌寒い夜だったのに嫌な汗とかがんがん出てきた
何していいかわからんくて
近くのコンビニに何度も入ったり出たりしてた
やばいこれ誰かに止められないと絶対ブレーキ掛けれない
って危機感もその時持った
でも不思議と抜こうとは思わなかった
早く嫁を抱きたいってのもあったし
賢者タイムになったらやばいってのも本能的にあったのかも
ルールとしては時間制だった
10時から12時までの間、
でも我慢できなくて11時過ぎには電話してしまった
電話には絶対出るってルールだったから
喘ぎ声とか聞かされたらどうしようって恐る恐る掛けた
それが目的のはずなのにw
もう嫁が他人に抱かれてる、って状況だけで
胸が破裂しそうだった
嫁にするのが怖くて本田にした
「もしもし」
すぐに出た
「ごめんもう無理。嫁返して。」
「わかったwww」
俺から電話切った
嫁の声聞きたかったけど、聞きたくなかったという矛盾
俺は運転席でがったんがったん揺れてた
わりとすぐ嫁は出てきた
カンカンとアパートの階段鳴る音がしたから
落ち着いてる振りをした
嫁は無言で車に入ってきた
すごいビクビクしながらちらっと横目で盗み見したら
嫁は口元をもにょもにょした感じで照れくさそうだった
頬は上気した感じで赤く染まってて
長い黒髪も少し乱れてて
あ、これもう駄目だと思った
すっごい強引にこっち向かせてキスした
多分嫁も首痛かったと思う
興奮してたからってのもあったけど匂いはあんまり感じなかった。
でもその時のキスは嫁が絶対口開けなかった。
その理由は後でわかったけど
顔離すと嫁がむふふって感じで超にやにやしてて
なに上から見てんだってむかついた
でも嫁超好きだって同時になった
まぁぶっちゃけ感情の整理とか絶対無理
無言で車出して、無言のままラブホ行った
どっちも喋らなかった
とても家まで我慢できなかった
荒い運転で駐車場に突っ込んでった時
また「あはは」って呆れる感じで笑われた
無言で車出ると嫁も無言で車降りた
でも何かあからさまにニヤニヤしたいのを我慢してる
表情がイラついたね、自分勝手ってわかってるけどさ
手引っ張ってフロントへ
無言のまま部屋選んでエレベーター
「怒ってるの?」
少し心配そうな感じで聞かれたけど
無言のまま首振るしかできんかった(次回へ続く)