前編は以下のとおり
友達の嫁を抱かせてもらってる
Kちゃんの条件は、知ってる人(友人が知ってる人)で、
結婚式の時の印象で俺ならいいって話になってたらしい。
実際の所友人はずっとその事で苦しんでて
Kちゃんが夜遅くなる度に塞ぎこんだり喧嘩っぽくなったりって感じで
友人は友人で自分を責め疲れてて想いとしては
嫁がどこでどうしてるか判らない位なら
自分の知ってる範囲にいて欲しい。
嫁が満足してないかもしれないって考えるのが辛い。
そんな所が本心だったみたい。
精神的にも浮気しないでくれって思うのも言うのも嫌で、
Kちゃんはそんなこと無いよって言うけど
心配する事そのものをやめられない。
Kちゃんもどうする事も出来なくて仕事を変えることも考えて、
って結構大変な状態になってたらしい。
で、友人としては寧ろもう身体だけの浮気ならしちゃって欲しい。
って心境にまでなってて、
Kちゃんと色々話し合ったんだけど、Kちゃんは仕事場の人と
そうはなりたくないし、 インターネットとかで不特定の人となんてもっと嫌。
Kちゃんのその言葉に友人もやっぱり心配するのはやめようとなったり、
でもやっぱり心配だったりって事をずっと繰り返してたらしい。
言外にそういう意味が含まれてるな、とは思ったけど友人は言わなかったし
俺も「まあ、気も晴れるだろうし映画くらいならいいか。超楽しませちゃうぜ。」
って感じで返して日程決めてからも本当に映画だけ行こうって思ってた。
頭のなかで考えてることと実際にやってみてちがうってのはよくあるし、
友人の気が済むならってのもあるし、
正直最近女、女!とはならないから本当にデートでいいかな。と思って。
とは言え割と当日は心踊ったりはしてたけど。
一応予防策として駅で待ち合わせ(車で密室にはならない。)
11時に待ち合わせ(お昼ご飯を食べて映画を見て解散で調度良い時間)
みたいにして当日待ち合わせ。
そしたら待ち合わせ場所に現れたKちゃんが超お洒落してて
超可愛くて超顔赤くしてて一発で胸がトキメイた。
「うわ、可愛いねえ。」
「いや、え、え、そんな事ないですよ。」
「ちょっと待って、俺こんな格好で良かった?」
「大丈夫ですよー」
「待て待て待て、飯屋変えないとまずくないかな。ちょっと待ってね。調べるから」
「いや全然どこでも大丈夫ですよwいーです。行くつもりだったところでいいですって。」
みたいにKちゃんも結婚式の時のイメージより砕けた感じで応対してくれて
しばらく喋ってから
「何かすごく久しぶりでこれって変な感じですね。」
「だね。でも楽しみだね。映画もチケット取ってあるからさ。」
「あ、ありがとうございます。お金…・」
「まーまーまー、そこはいいから。いーから。いーから。とりあえず飯行こう。」
みたいにしながら飯屋に行って色々喋った。
Kちゃんはその日抱かれる気あったと思うけど、(格好からしても)
結局その日は映画だけにした。
そうは見えなかったけどやっぱりKちゃんも相当緊張してたみたいで
結果それで良かったと思ってる。
飯食って、友人の話して、
ちょっとだけこのデートの話しして、映画見てって感じで夕方には解散。
一応別れ際俺から
「また俺の方から誘ってもいいかな。」 って言ったら
「あ、あ、ごめんなさい。はい。あ、あの、私から言うつもりだったんですけど、
たまにこうやって気休めしろって友人君にも言われてて、
俺さんが良かったらまた・・・」
「じゃあ、また来月くらい?」
「あ、はい。」 って感じになった。(次回へ続く)