イク前兆とイク寸前、イってる真っ只中と下り坂がありますね。
あくまで私の場合、と書いておきます。
イク前兆:
恥骨の裏あたりからジワーっと周りの肉を引っ張るような快感が走ります。
尾底骨方向と腹筋の裏に向けてその感覚が広がり、背骨の内側とみぞおち、首の後ろと胸の先まで上がってきます。
時々不定期に鳥肌が立つゾワッとした感覚の数倍以上のものが全身に走り、瞬間的に体がビクッとしたりします。
引っ張るような感覚のある場所が恥骨からみぞおちまで腕の太さ程度になり、どうしても息を吐いて体を縮めてしまいます。
欲しいという気持ちと駄目だという気持ちがせめぎあい、何とかして欲しい気持ちで夫を見てみたりします。
触れられる距離に夫がいる場合、腕や手を掴んで耐えたり、髪の毛を掴んだりします。
快感が押し寄せ、ほんの僅か引き、次は前よりもっと強く快感が来る、と言うのを繰り返します。
イク寸前:
ほんの少し前に来るという感覚があります。首の後ろと胸まで来た引っ張るような快感が、首の中全部を通って頭に突撃してきます。
体の底と背骨の内側に首も肩も引き寄せられ、背中をそらし肩は仰け反り、足は強く内側に引き寄せてしまいます。
肺の中の息を全部吐いて、殆ど吸う事が出来ません。
腕も内側にひき付けてしまいますが、何かを掴んで思いっきり握ったりします。
僅かに快感が鈍ったかと思うと、以前の倍押し寄せてくるという波が極短時間に繰り返します。
この時、下腹部が開く感じがし、直後に引き締まる感覚が繰り返されますが、自分ではコントロールできません。
イってる真っ只中:
思いっきり下腹部が引き締まり止まらなくなります。押し寄せた快感が暴れまわり、直後に暴れる隙間が無いほどびっしりと埋め尽くされます。
周囲が急に明るく見えますが、ピントは合わせられません。
体の真ん中を貫く快感以外は殆ど何も感じなくなり、耳も聞こえません。
息は極浅く出来てると思いますが、意識してないので良く分かりません。
全身が体の底に持っていかれる感じがします。殆ど何も考えられません。
下り坂:
ふとコントロール不可能な下腹部の引き締めが終わり、同時に頭の中の快感も薄まっていきます。
快感が去っていくと、その分だけ死んでもいいと言える幸福感で満たされていきます。麻痺しているのでまともに物が考えられません。
体の方は背中と下腹部に太い快感の帯が残り、周期的に快感の波を送ってきますが、頭までは通りません。
この快感の帯は結構長い間残り、少しでも揺さぶられれば一気にイク9割まで波が戻ってきます。
もう一つのイク感じ:
長く快感の波が続くと、恥骨や背中側ではなく、下腹部中央奥にこそばいような分かり難い快感が出始めます。
この快感にはあまり波は無く、夫が奥に達する瞬間に大きくなり、どんどん快感を増していきます。
はっきりと快感だと分かる頃には、その快感を得るために、下腹部全体に力を入れてしまう感じになります。
やがて何か出てしまうのではないかと思うほど下腹部が引き締まる感覚がすると、直後にその何かが引き上がり、再びストンと落ちるような感覚が走り、体も全体が引きつったり弛緩したりを繰り返します。
最後は夫を押し返そうと全身に力が入り、直後に思いっきり奥まで入れるように吸い上げるような感覚が走ります。
これは自分ではコントロールできません。
快感に波がない分、イった時の頭の真っ白し時間も長く、イったまま戻れないような感じさえします。
実際にすぐには戻れない事も多く、快感の拷問とも言える時間が続きます。
こちらは死んでもいいというよりは、本気で死んでしまうと感じます。
全身に力を入れたまま息も出来ないので、酸欠で意識が遠くなる事もあります。
快感が去るのにとても時間がかかり、その分長く幸福感に包まれます。
目が見えていない事も多く、気が付くと夫が覗き込んでいたりもします。