前編は以下のとおり
女友達からの御願い
女友達からの御願い 続編
女友達からの御願い 続続編
女友達からの御願い 続続続編
女友達からの御願い 続4編
女友達からの御願い 続5編
女友達からの御願い 続6編

服装は黒のジャケットに紫色のシャツ。紺系のスカートに黒のブーツ。
清楚な感じなのだが妙にエロっぽく見えた。
「○○、久しぶり!」
「おう、元気そうで何より!行こか!」
俺達は自然に手を繋ぎながら、個室がある蟹料理屋に行った。個室に案内され、A美を席に座らせた時に上から覗き込むようにA美とキスを交わした。
「逢いたかった・・・。」
「解っている。俺もだよ。」
まずは生ビールで乾杯して近況の話で盛り上がり、本題のA美の彼氏との事を聞いてみた。既に話中、彼氏の写真画像を見せて貰っていたがなるほど、中々のイケメンだった。
「何が不満なんだよ。」
「えーっとね。言い辛いんだけど、彼氏ってドMなの。」
「別にいいじゃんよ。A美が合わせてやればいいだろ?」
「そうなんだけど、あとね。かなり早いのよ。」
「いわゆる早漏ってやつか?」
「・・・うん・・・。あとね。ちょっと変わっているの・・・。」
A美の話を聞いてみると、彼氏の性癖が少し変わっていた。
彼氏とは2回程Hをしたらしいが、彼氏の前戯はA美の身体中の匂いを嗅いで勃起させ、A美に顔面を舐めさせて唾液の匂いを嗅ぎながら興奮し手コキさせて1発。
2発目は「痛くして。」と甘えるようにA美に彼氏の乳首を噛ませながら手コキさせ、再び勃起したらA美に騎乗位させて果てるというスタイル。
女のような声を張り上げA美が逝く前に彼氏が果ててしまう。
要するにA美の彼氏はマグロ+匂いフェチ+早漏+ドMらしい。
俺はもう涙が出る位ゲラゲラ笑ってしまった。死ぬ程可笑しい。
「もうっ!何でそんなに笑うのよ!真剣に悩んでいるんだから!ギャップが有り過ぎて。」
「俺にどうしろって言うんだよ。まぁー俺も匂いフェチな所はあるけど、お前が彼氏に合わせてやればいいじゃん。お前がドSになって彼氏を調教してみたら?」
「そうじゃなくて、愛情が感じられないの!」
「いいじゃん。お前の匂いを嗅いで彼氏が喜んでくれるのが愛情だろ?下らねー!」
「そんな事言わないで!そうなんだけど満足出来ないのが嫌なの!」
「彼氏に言ったのか?それ。」
「それに近いことは言ったけど、俺はこのスタイルが好きなんだ。と言われた・・・。」
「じゃあしょうがねーじゃん。お前が合わせてやるんだなー。お前がSM嬢になるのも面白いんじゃね?」
「もう!ふざけないでよ・・・。」
「じゃあ聞くけど、もし俺がその彼氏と同じ性癖プレイを今日この後しよう。と言ったらお前は嫌か?」
「えっ?う~ん・・・。嫌じゃないけど・・・。」
「お前の方が彼氏に対して愛情が無いんじゃないの?違うか?」
「そんな事は絶対に無いよ!」
「じゃあもう少し時間を与えてやれよ。お前が変わるのも悪くは無いし、彼氏だって変わって行くと思うからさ。」
しばらくこのような話をしながら焼酎を飲み、蟹の身をほじっていた。
「まっ、そんなに焦る事は無いよ。」
「・・・うん、そうなのかな。少し気持ちが楽になったかな・・・。」
「そうだよ。最初から自分が満足出来るSEXなんか無いぜ。
時間を掛けて満足していくもんじゃないのかな。」
「でも私は最初から満足出来たよ?○○との・・・SEX・・・。」
A美はそう言うと顔を赤らめて俺をじっと見つめてきた。
「よしっ!今日は俺がお前の彼氏役になるから、お前は普段彼氏にしているように俺にやってみろよ。面白いかもな。」
「えー?面白いかもしれないけど、私の事は可愛がってくれないの?」
「大丈夫だよ。明日は仕事が休みだから時間はあるからたっぷりとね。」
「○○。愛してる・・・。これ言っちゃ駄目?」
「いいや。俺も愛しているよ。よし。食べて飲もうぜ!」
俺達は再び乾杯をし、蟹を食べた。A美の口から出た「愛している。」と言う言葉はどのような意味の言葉なのか。
セフレとしての俺なのか、それとも・・・。しかし「愛している。」と言う言葉はこの時そんなに重くは感じられなかった。そして店を出る間際にA美に聞いてみた。
「そういやA美。今日は彼氏に何て言って来たんだ?」
「うん。女友達の所に泊まりに行くって言ってきた。○○は?」
「今日の夜は仕事仲間と飲みに行く。とメールしただけだよ。こんな事しょっちゅうだし、朝方まで飲んで帰る事もよくあるから何にも怪しまれないよ。で、お前の彼氏は信用しているんだ?」
「どうだろ?携帯の電源を切れば怪しまれるから、今日は着信音だけ切っておく。」
「切っておけばいいじゃん。充電してなくて切っていた。って事にすれば。」
「うん。そうだね。」
そして俺達は店を出て2人寄り添う形でホテルの方向へ歩いた。
すでに俺達は良い具合に出来上がっていた。A美の身体から発する熱い体温が俺に伝わって来る。俺はA美の黒い髪を撫でながら歩く。
「ねえ、○○。今日私、あれ忘れて来ちゃった。」
「何を?」
「玩具・・・。」
「今日は要らないだろ。欲しかったら買ってやるよ。それより今日は大丈夫なのか?」
「えっ?何が?」
「いや、ゴム買う?」
「ううん。大丈夫。」
そんな会話をしながら前回と同じホテルにチェックインした。
土曜日だけあって満杯状態であったが、最上階の露天風呂付の部屋だけが空いていた。「ゆっくり出来るね。」なんて言いながらエレベーターに乗る。
俺達はお互い飛び付くように激しいキスを交わした。
キスというより舌と舌とを貪り合う、まるで舌を貪り食べるように。
2人の唾液が実際に垂れる程の激しいキスを交わした。
部屋に入り立ったまま暫く同じように激しいキスを交わしていた。
もうすでに2人の口の周りはお互いの唾液でベトベトに濡れていた。
いやらしい匂いが充満する。
そしてA美をベッドに寝かせ、ゆっくりとA美の服を脱がしていった。(次回へ続く)