学生の時に住んでたアパートは、2階建ての4部屋しかない木造の小さなアパートで、風呂も付いてない1Kの安いアパートだった。
ただ、アパートの前の建物の一階が小さな会社で2階に大家さんが住んでいた。
不動産屋に案内してもらい部屋を見せてもらうと、中は小奇麗だったのでその場で決めた。
すると「じゃぁ大家さんを紹介しときましょうか」と前の建物の2階へと俺を連れてあがった。
呼び鈴を鳴らすと中から「は~い」という声がしてドアが開くと30ぐらいの髪の長い女性が出てきた。
不動産屋が俺を紹介して、来月から入居する事を告げその場を後にした。
その後、不動産屋で手続きをして家賃二か月分と手数料を納めると、聞いてもいないのに、不動産屋が
「大家さん、旦那さんが亡くなられて今一人で住んでるから、少しでも多く入居してくれると安心なんですよね。でもお風呂もないし安いだけでは、なかなか入居してくれる人が居なくて」
「あぁそうなんですか?」
「それと、学生さんだから友達とか呼んで夜遅く騒がないでくださいね」
「は、はい、わかりました」
その後実家へ帰り親にアパートが決まったことを伝えた。
引越し日電気屋が荷物を持ってくる前に一応大家さんに挨拶だけしておこうと大家さんの部屋の呼び鈴を鳴らした。
この前と同じく「は~い」と言う声とともにドアが開くとTシャツにミニデニムという恰好で出てきた。
この前は気が付かなかったが、Tシャツの胸元から見える豊満な谷間、ミニデニムから出た白く綺麗な太股・・
一瞬ドキッ!として言葉が詰まりながらも、
「今日からお世話になります」
「こちらこそ、よろしくお願いします、どうぞ中に入って」と部屋の中へとよばれた。さすが女性の住んでる部屋綺麗に片付いていていい匂いがした。
リビングに通され
「どうぞ座って、コーヒーでいい?」
「えっあっはい」
「砂糖は?」
「じゃぁ一つ」
「はい、どうぞ、荷物は片付いたの?」
「はい、あと電気製品が来るの待ってます」
「そうなの、ごめんなさい、終わってないのに」
「いえまだ来る時間じゃないので、大丈夫です」
「ごめんなさい、まだ自己紹介がまだだったね、私、大家の橘香織(仮名)です。よろしくね」
「はい、○○○大の池田弘樹(仮名)といいます。こちらこそよろしくお願いします」
「お風呂が無くて不便でしょ?ごめんなさいね」
「いえ大丈夫です、銭湯も近くにあるし」
「なんだったら、うちのお風呂使ってもらっていいのよ、遠慮しないでね。」
「あっありがとうございます。銭湯代が無くなったらお願いします」
すると外で、「ごめんくださ~い、池田さ~ん、お届けに来ました」
大家さんにお礼を言って部屋を後にした。
それから数ヶ月何事もないまま時間は流れて夏休みは実家に帰り、懐かしい友達と遊ぶ日々、でもなんとなく気持ち的には早く大家さんに会いたい自分が居た。
親には早く帰って学校で勉強するからと言いアパートへと帰った。
地元のお土産を持って大家さんの部屋を訪ねた。
するといつものように「は~い」と大家さんの声、大家さんの声を聞くとなんとなく落ち着けた。
「池田さんお帰りなさい、実家でのんびり出来た?」
「はい、でも少しでも早く大家さんに逢いたいと思って早めに帰ってきちゃいました。はい、お土産」
「ありがとう、もうこんなおばさんつかまえて、うれしくなっちゃうじゃない」
「池田さんも食べて行って」 と台所へ向かう大家さん
白いタイトスカートに下着が薄っすらと透け、屈むとクッキリと下着が浮かび上がる。後ろから抱きつきたい気持ちを抑えながらもお尻を凝視
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます。これ地元でも結構人気なんですよ。」
と地元で有名なケーキ屋のタルトレットを一緒に食べた。
帰り際に、「今日お風呂借りていいですか?」と聞くと、
「どうぞどうぞ、使って、そうだ、お土産のお礼に晩御飯ごちそうするから食べに来て、何かリクエストある?」
「えっ?そんないいですよ」
「ううん、遠慮しないで、いつも一人でご飯食べてて寂しかったし、一緒に食べてくれると嬉しいな、ねぇ何がいい?」
「じゃぁお伺いします。でも何でもいいです。大家さんの得意な料理でいいですよ」
「えぇっ、う~ん?得意な料理って無いんだけど・・・プレッシャー感じちゃうなぁ」
「ははは、そんな深く考えないで、何でもいいですよ。好き嫌い無いから」
そう言って自分の部屋に帰った。
それから、もしかしたら(何度か女性経験はあるものの、自慢できるほどの経験ではない) という思いもあって、薬局へ・・
スキンを買おうか買うの止めようか悩みながら店内をグルグル、ウロチョロ。
店の人から見たら多分丸解りなんだろうなぁと思いながらも、意を決して、今日使わなくてもいつか使うだろうとお菓子を数点カゴに入れてスキンを紛れ込ませレジへ
わざわざ店員が、スキンだけを黒い袋に入れてくれて、余計恥ずかしい気分だったが、会計を済ませさっさと店を出た。
時間になり大家さんの家へ。
中から「鍵開いてるから入ってて、」と言われ、
中に入ると、エプロン姿で準備をしている大家さん
なかなかエプロン姿もいいなぁと思いながらも、ズボンの右側に入れたスキンが妙に気になり何気に押さえてしまう。
机には色とりどりの料理が並び、「すごい、こんなに食べれないなぁ」
「大丈夫大丈夫、池田さん若いんだから、このぐらい食べれるって、私も人のために料理するの久しぶりで、気合入れちゃったから」
二人で食事をして、お風呂に入る時
「奥がお風呂場だから、ゆっくり入ってね」
「ありがとうございます。じゃぁ」
湯船に使っていると、ドアの外から
「下着洗濯してあげるね」
びっくりして「えっ?そんないいですよ。大丈夫ですから」
「気にしない気にしない、洗っとくね」
そう言うと外ではゴソゴソ洗濯機に水が溜まる音
「ズボンも汚れてるから洗ってあげるね」
えぇぇぇ~!! いやそれは、マジヤバイ
「いいですいいです。本当にズボンは・・・」
絶対見られた。あぁ持ってくるんじゃなかった。絶対軽蔑してるだろうなぁ。
「今日パジャマ買ったんだけど、着てくれる?お風呂から出たら着てね」
「あっ、は、はい」
お風呂からあがると、パジャマの上に持ってきた下着と、その横にズボンに入れていた財布と携帯と鍵とスキン。(次回へ続く)