前編は以下のとおり
107人の女たち
107人の女たち 続編
107人の女たち 続続編
107人の女たち 続続続編
107人の女たち 中学の後輩編
107人の女たち 中学の後輩 続編
107人の女たち)忘れられない前妻T美
(71/107)「許婚は女子高校生」
前妻とは、元カノのバイト先で同僚だった前妻(当時高二)に降りかかったある事件を解決に導いたことがきっかけで知り合いました。
元カノとは(元カノが短大在学中の)約2年付き合った後、元カノの卒業直前にプロポーズしましたが叶いませんでした。
元カノが去った後、前妻は度々私の部屋を訪れ、傷心の私を優しく慰めてくれました。間もなくゴールデンウィークという頃、私は、
「あのねT美ちゃん。もうここには来ないほうがいいよ。」
「どうしてですか?迷惑ですか?」
「そうじゃない。君はまだ高校生でしょう。一人暮らしの男の部屋に一人で上がり込むようなことは慎むべきだ。」
「・・・何もやましい事してない・・・」
「第三者には分からないでしょう。何かあっても不思議じゃない状況が続いているんだよ。」 私は今更気付いたわけではなかったが、前妻の慰めに癒されてそれに甘えていたのです。
「何かあっても不思議じゃない状況なのに何もないってことは、諦めた方がいいんですね。」
「え?・・・」
「私、○○さん(私のこと)とお姉さんは結婚するものだと思っていました。まさかお別れしちゃうとは思わなかったんです。お似合いのカップルでしたからショックでした。ショックでしたけどチャンスでした。私、いつの間にか○○さんのこと好きになっていました。」
「・・・あのね・・・俺、間もなく26才なのね。俺、あの子(元カノ)にプロポーズしてるくらいだから、お付き合いする女性には結婚を視野に入れてるんだ。T美ちゃんは今年で18才になるんでしょ。もっと年の近い人と恋愛した方がいいって。」
「私は恋愛対象ではありませんか?」
「T美ちゃんは進学するんだろう。君が大学を卒業する頃俺は30才だよ。」
「私は進学しません。卒業したら就職するつもりです。私今、掃除洗濯も自分でしてます。料理も得意です。」
「あのね・・・話が飛躍しちゃってるよ・・・」
「ごめんなさい。あの・・・嫌いなら嫌いとはっきり言って下さい。どうせお姉さんがいなくなって巡ってきたチャンスなんだから・・・」
「決して嫌いなわけではないんだ・・・」
「もしかして、私があんなことされた(昨年降りかかったある事件)女だから・・・」
「バカなこと言うな!見損なってもらっちゃ困るぞ!俺はそんな人間じゃないぜ!」
つい声を荒げてしまいました。前妻に降りかかったある事件とは、「続編」をご参照ください。
前妻は、清楚で色白で、客観的に見て美人です。正直、押し倒したい気持ちで一杯ですが、高校生はまずいんです。
私も学生時代まではかなりムチャクチャな女性関係を続けていましたが、社会人となり、職業も技術系とはいえ堅い方なので女子高校生と何やら怪しい関係を疑われるのも困るのです。
前妻は進学校の生徒で、真面目ないい子ですから私が誑かしたように見られてしまうでしょう。
「ごめんなさい。ごめんなさい・・・」
ついに泣いてしまいました。私は素直な気持ちを言いました。
「T美ちゃんのことは大好きだよ。素直で、真面目で、優等生で、そして美人だし。こんな綺麗な子なら彼女にしたい男はたくさんいると思うよ。でも、俺は大人だから、大人が付き合う以上、どうしても身体の関係を求めてしまう。だから高校生はだめだね。俺にも社会人としての立場、大人の責任がある。もし、これが学生の頃だったら俺からアプローチしてるよ。」
「じゃあ、私が卒業するまで待っててくれますか?」
「それは約束できないな。付き合っているわけではないから、それまでに理想的な女性と出会うかもしれないし・・・とにかく、今日はお帰り。送っていくから。」
私は愛車(当時はまだJZA70に乗ってました)で前妻を家まで送り届けました。
この後、前妻はトンでもない行動に出ました。前妻は、この一部始終を母親に話したのです。そして母親は夫へ話しました。
前妻の両親は、このとき初めて、昨年娘に降りかかったある事件を解決した本当の人物を知ったのです。当時、私は表に出ず、解決したのは元カノということになっていました。
前妻の両親も(私もそうでしたが)前妻はその事件で強姦されていると思っていました。
前妻の両親は、娘が愛した男は、その事件を知りつつ娘を「大好き」でいてくれるが、高校生であることを理由に交際を拒んでいることや、娘が卒業するまでの間に他の女に取られる可能性があることから「許婚」として交際させようと考えたのです。
これは、「傷物の娘」の行く末を案じた両親の苦肉の策でした。
後日、私は前妻とその両親の訪問を受けました。
まず、例の事件解決についてのお礼があった後、「許婚」として付き合ってくれるようお願いされました。
高校生でも親が認める「許婚」なら交際して当たり前との解釈でした。身体の関係も両親公認です。というより、「こんな傷物で申し訳ない」と言われました。
私は「傷物」発言に対しては、二度と口にしないようクレームを付けました。私にとって前妻は「大切な女」です。
正式に前妻は私の「結婚を前提とした恋人」となりました。いくら親の承諾を得ていても、私は暫く前妻に手は出しませんでした。
欲望が抑え切れなくなると困るので、キスもディープなものはしてません。
しかし、一学期の期末試験の後、
「あのう、私たち付き合ってますよね?恋人ですよね?」
「そうだよ。T美のこと大好きだよ。」
もう「ちゃん」付けしてません。
「まだ、身体の関係は求めないんですか?」
「求めたい気持ちはあるよ。でも、やっぱり高校生だからなあ。勇気がいるなあ。」
今日のT美は三つ編みです。夏の制服が清楚感をより引き立てます。
見つめると「ウッ!可愛いッ。」ゴクッと唾を飲み込みました。
「許婚でしょ。両親も認めてます。結婚までは避妊するようには言われてますけど・・・」と言って、カバンからコンドームを取り出しました。
もう限界です。私は前妻の肩を抱き寄せ、唇を重ねました。(次回へ続く)
(投稿者JZX)