前編は以下のとおり
離婚して初めてのセックスらしい

エロビデオのワンシーンが頭をかすめる。
由紀の机に両手をつかせて、後ろから入れようとしたんだよ。
一瞬俺は戸惑ったんだけど、それでも二人の興奮に任せて・・・。やっぱ・・・届かねぇや。チンコ・・・。良子って背が高くて脚が長いんだよ。
俺は見かけというか、そのままなんだが、足が短いわけ。それでもってかかとの高い靴を履いているだろ?俺のチンコが届くわけないじゃないか。
脚を開かせようとすれば、良子の足首に負担がかかって、それどころじゃないだろ? 「届かない」って渋々伝えたら、
なんか、良子はくすくす笑いながら、向き直ってまたキスをしてくるわけ。
俺はちょっと落ち込んだね。
職員室へ行き、客人用のソファに二人で腰掛けたんだ。
歩く姿なんか、お笑い物だぜ。二人ともパンツ、膝まで下げて、準備万端な姿で移動だもんな。こっちは勃起したチンコを左右に振りながらだからな。
良子もチラチラ見ながら笑ってたよ。で、二人で腰掛けて、俺からの攻め。
ここはオーソドックスに仕切り直し。キスから首筋へ、そして胸。
さっきの興奮状態のリバース。スカートを腰までたくし上げて、ストッキング、パンティ、靴を脱がせて・・・
ソファに下半身裸の女が横たえている風景って、こんなに興奮するモンなのか? 次の瞬間、俺は我慢できなくて、良子の股間に顔を埋めてなめてたよ。
しょ・・・しょっぱい・・・でもいいや、女の匂いだ・・・。その独特の。
細い声が漏れてる。良子は腰を波立たせながら、俺の頭を押さえつけてる。
一所懸命に奉仕している俺。良子が喜べば喜ぶほど、奉仕したくなる。で、いよいよ挿入の儀式。ゴムはつけてないから、というより、そんなの用意してないし。
生のまま挿入すると、良子は大きく息を吐きながら、俺の身体にきつく抱きついてくる。離婚して子供のために働いて、ずっと我慢してきたんだろうな。
後で聞いたんだが、離婚して初めてのセックスだったって。俺でいいのかよ・・・。 俺の下で普通の女になっている良子がとても愛おしくなってしまってな。
彼女が昇天を迎えるまで、出さなかったよ。久しぶりの昇天を迎えた良子は、気を失ったようにぐったりとソファに沈んでた。
言葉も出ないくらいで、しばらく天国をさまよっていたみたい。
俺がゆっくりとチンコを抜くと、何かを思い出したように気がついた。
恥ずかしそうに口を押さえると、軽い咳払いをして、呼吸を整えていた。
「出してないの?」 出していないのがわかるらしい。さすがだな。
「出来たらまずいでしょうが?」
俺が笑いながら答えると、良子は、もうすぐ生理だから平気だよ、だってさ。
彼女がイク時に、一緒に出してしまえば良かったかな。くっそぉーーーー。
「私が手と口でしてあげるよ」
良子が起きあがってとんでもないことを言う。
「別にいいよ。大丈夫だから・・・」
あちゃぁ・・・俺はなんてことを言ってしまったんだ、と思ったね。
してもらえばスッキリしたのに。このいきり勃ったイチモツをどう鎮めるか、これは難儀だ。
「じゃ、もう一回しようか」
女神の言葉・・・。俺はこの女と離婚した旦那が、不幸に思えたね。
まっ、いろいろ離婚の理由ってのは様々にあるモンだし、夫婦間の機微ってのも、そのとき俺はわからなかったし。
2回目には彼女が昇天極めるタイミングを掴みながら、チンコの先が魂を放出したね。
俺の体液が勢いよく放出され、彼女の子宮を目がけてそれが移動したとき、良子は1回目よりも大きい快感を自分の中に刻んだようだった。
行為の後、しばらく二人でタバコを吸いながら、別に言葉もなく、下半身丸出しのまま、肩を寄せ合っていたよ。
とてもドラマの世界とはほど遠いけど、なんか一つになった満足感で、全てが満たされた気分だった。