羞恥体験
私は子供の頃から体は丈夫で、ほとんどお医者さんのお世話になったことがありませんでした。
そんな私が、中1の初冬の頃、風邪をひいて学校を休みました。
最初は、いつものように大人しく寝ていればよくなると思っていたのですが、
その時は、一向に熱が下がらずに39℃超える位まで上がってしまい、
「天井が回ってる」
みたいなことを口走ったら、お母さんが心配して病院に行って診てもらったほうが良いと。
しかし、土曜日の午後で近所の内科の先生も休診になってしまっていたため、
タクシーで大学病院まで行くことになりました。
中〇といえば、恥じらう心が芽生える年頃で、
パジャマ姿のままでタクシーに乗ったり、お見舞いの方などが大勢いる大病院に行くのは
抵抗があったので、お母さんに手伝ってもらいトレーナーとジャージに着替えました。
ブラジャーは着けていました。
大学病院の救急外来に行くと、看護士さんに2~3問診され小児科に行くように指示されました。
その病院では、基本的に満14歳までは小児科が担当だったのです。
小児科に行くと、看護士さんに
「上を脱いで先生に診てもらいましょう。」
と促されたので、トレーナーを脱いで男の先生の前に座りました。
ブラジャーは着けたままでした。すると、先生が
「ブラジャーも取ってくださいね。」
のようなことを言われたのだと思いますが、私は熱で頭がボーっとしてたので、
言われたことがよく理解できなくて
「何? どうするんですか?」
みたいな返事を返していると、看護士さんが
「○○ちゃん取るよぉ」って言うか言わないうちに、速攻でホックを外し、
ブラジャーを取られてしまいました。
不意をつかれて外されたのと、若い男の先生だったので恥ずかしかったです。
でも、まあ、身体測定の時もそうでしたし、診察だからと診てもらってたのですが…。先生に
「後ろを向いて」
って言われて回転椅子をまわすと、なんと次の順番の男の子が少し離れたところにいるんです。
それも同じ歳ぐらいの !小児科なので衝立やカーテンもなく、丸見えのところに座っているんですよ。
とっさに胸を隠したら
「動かないでね」と言われて、看護士さんに手を下げられてしまいました。
も~、体温が50℃位に上がったみたいに恥ずかしかったですよ。ほんとに。
顔だちは童顔でしたが、バストは、その頃の同年代の平均より大きく、
お子様の胸ではなくて十分に乳房と言えるぐらいに発育していました。
それを同年代の男の子に見られて、気絶しちゃいたいぐらい恥ずかしかったです。
男の子とは、一瞬、目が合ったのでおっぱいはしっかりと見られていたと思います。
彼も目が合った途端に、恥ずかしそうにうつむいていました。
その時の看護士さんは、すごく若くて10歳も違わない位に見え、歳も近いのに
「なんで女の子の気持ちがわからないの」
とすごく思ったのを覚えてます。
診察が終わってブラを着ける時も男の子のそばで着けなくてはいけませんでした。
彼に胸を見られないように、背をむけて着けたのですが、
ブラジャーを着ける仕草を見られるというのも恥ずかしかったです。
おかげさまで、大きな怪我や病気はなかったので、あれ以来その病院にはかかっていません。