前編は以下のとおり
クールビューティーな年上の後輩
麻美が先に俺を見つけて、両手を挙げて抱きついてきたのです。
年上の後輩。先輩だけど新人扱いの俺。
クールビューティーなのに笑顔が無邪気な麻美。
んでも俺は、彼女持ち。
全部の要素がぐるぐる回って、抱きつかれたまま固まる俺。
路上では酔っ払いの男と女が固まっていると思いねぇ。
そんでも性欲が2秒で勝った俺は、麻美の腰に手を回して体勢保持に努める。自分の体重を保持しても大丈夫だと判断したのか、一気に俺の腕に体重を預ける麻美。
…思ったより細い腰に、ドキドキしっぱなしの俺。
いい匂いする。やべぇ。髪の毛からのシャンプー?首筋からの香水?わからん。
なんたって、二人してべろんべろんだからね。あははー。
その体勢になってから、俺は麻美を部屋に呼び込むことを決意。
誓って言うが、性欲は強かったけど抱こうとはまだ思ってなかった。せいぜい、酔い覚ましに部屋で寝かそうってくらい。
ふらふらしながら、二人で俺のアパートに向かう。
部屋に辿り着き、麻美を自分のベッドに投げ込む俺。
辿り着く頃には麻美の酔いが最高潮で、とにかくへろへろ。
俺もへろへろだったんだけど、せめて麻美にはシャワーくらい浴びさせてやろうと思って、風呂場の用意をする。
彼女が残していたアイテム(歯ブラシやらヘアゴムやら)を処分する事もせず、ただただ風呂の用意をする。用意ができたら、ベッドの上で笑顔のままべろーんとなっている麻美に、声をかける。
『シャワーに入りなよ、用意したから。入ってる間、外にいるからさ』って言いながら、やっとこ倒れないようにタバコだけ取って部屋の外に行こうとすると、
麻 美 に 服 の 裾 を 捕 ま れ ま し た 。
え?って思って振り向くと、にこーってしたまま、静かな声で麻美がこう言いました。『一緒にお風呂、入る?』
裾を握られたまま、固まる俺。んでも仕事上の先輩だと、どうでもいいようなプライドに縋り付いたままの俺は、やっと返事を。
『一緒に入りたいけど、入ったらお風呂どころじゃなくなるから』
「なんで?」
『普通に一緒に入れるわけないだろ。麻美と風呂に入って普通で居られると思うの?』
「いられないの?」
『当たり前だろ!抱きたくなるに決まってるし』 ここまで言って、麻美はにやーっと笑って、すぐに目線を細めて小さい声で言いました。
「私とHしたくない?」 小さい声だったのに、一文字も漏らすことなく聞き取れたのは、俺がスケベだからだと思います。
ここからは早かったなぁ。倫理観との戦いなんてほんの一瞬。
性欲に負ける俺の連合軍。
麻美の言葉で焦土と化した戦地は、代わりに麻美っていう平和を勝ち取ろうと必死になってました。
俺にエロい言葉を投げかけたわりにはやっぱりヘロヘロな麻美。
そんな麻美を支えながら服を脱がせ、自分も服を脱いで狭い風呂場に殴りこみ。
風呂場の中では、シャワーをザーっと流しながら、ずーっとキスしてました。
ベロチュー。ええ、ベロチューです。
ぎゅーっと抱き合いながら、上からシャワー。そして、ベロチュー。
麻美の体は、脱いでも凄かったですよ。
細い腰なのに、胸の形は最高。今まで会ったどんな女性よりも綺麗でした。
本人いわく「C」らしいですが、Dって言われても疑わないくらい形がいい。
んでね。…これ、後から本人に理由を聞いてびっくりしたんですが。
…パイパンだったんで超ビックリしたのを覚えてます。
パイパンだったのは、単純に「毛があるのが嫌なの」っていう理由。
…それだけで剃るもんなの?わからないけど。
麻美ほどの酩酊状態じゃないにしろ、俺もべろべろ。
なので、ベロチューしながらとにかく性欲が最高潮に。
麻美を抱きしめたまま、部屋に帰ってきた時とは違う感情でまた麻美をベッドに投げる。全裸の美女が、ベッドの上で体を曲線に任せるままになっている。
タオルで体を拭かずにベッドに来た二人なのに、麻美の存在感が強すぎる。
彼女には申し訳ないが、この時にはもう彼女の存在なんて忘れていましたよ。
全身でハァハァと息をついている俺が、麻美の裸を上から眺めている時。…一瞬だけ倫理観が戻ってきたんですが、一瞬でそれを破壊したのは麻美でした。
俺がベッド端で立っているのに気付いていたらしく、ニコッと笑って、クルッと半身を返した瞬間にフェラを始めました。
手を使わずに、俺の股間でゆっくりと顔を前後させながら。
いきなり咥えられた俺はびっくりしましたが、快感が全身を襲ったのは事実。
しかもパイパンだった体がまだ鮮明に脳内に残っている状態。
その裸の主が、俺のを咥えている。
何だよこれ!? って思ったけど、快感って凄いよね。頭の中から全部、『性欲』にさせちゃうんだよね。
チュルッ…チュルッ…と頭を前後させるたびに漏れる音が重なるたびに、射精感がこみ上げるのが分かりました。(次回へ続く)