前編は以下のとおり
大学のサークルの巨乳娘を先輩に

わざわざ言うまでも無いでしょう…
小屋は小型のボートを収納する場所で中板敷になっています
壁板もトタンもボロボロで、中は簡単に覗けます。
その中で明里ちゃんと先輩が親しそうに話して居ます。さすがに声は聞けませんでしたが、2人の距離は近く、何故か明里ちゃんは水着を着ていました。
その内に2人は海に向かって歩き出しました
水着を着ていたのは、2人で泳ぐつもりだった様です
とんでもない青天の霹靂でした… その時は混乱していて…
なんとか、先輩を困らせてやろう…と思いました
その場に乱入してやろうとも思いましたが、明里ちゃんが傷ついてしまうんじゃないか… とも考え、別の手段に出ることにしました。
部屋に帰り、以前研修旅行から入れっぱなしになって居たスティック状のボイスレコーダーを持ち出して小屋に戻り、板敷の隅に仕掛けました。
2人は海の方で遊んでいます。やがて、帰って来て、板敷に並んで座ります
明里ちゃんの肩を抱く先輩…
しきりに自分の髪を触る明里ちゃん…
「それで、お婆ちゃんの代わりにトラクター運転してね…」
「ええっ?凄いじゃん!トラクターなんて、俺は無理だわ」
「そんな事無いですよー、簡単ですよー」
さすがは名うての女たらしです…
僕が「ふーん」と聞き流す様な話に一々大仰しく反応します。明里ちゃんはそんな先輩に乗せられる様に実に生き生きと、自分の実家の話をします。
「でも、良いよな…」ポツリと先輩…
「俺も、(大学)出たら、明里ちゃんの家で、農家手伝おうかな…」
実はこれは先輩の本音で、先輩は事あるごとに農業がしたいと洩らしていました
「農家なんてよく無いですよ」
明里ちゃんは髪を撫でながらうつむいたままです
「でも、明里ちゃんと一緒なら多分楽しいと思うよ」
と、グッと明里ちゃんを抱き寄せます。明里ちゃんは少し拒絶します。
「駄目です、???(聴き取れず)しちゃいますから…」
「俺の事嫌い?」「好きですけど、そんな…」
「春樹(僕)のが良いんだ?」
「??とかじゃないですよ」ずっとうつむいたままの明里ちゃん
多分、先輩の口からは、僕に対する攻撃の言葉が繰り出される、そう思い、少し身構えます
「あいつは……良い奴だよな、優しいし、気遣いも出来る…」
え?
「俺が女だったら、あんな奴と付き合いたいと思うよ…」
僕は、呆然としました…
多分、僕がこの状況なら、きっと先輩を
「女たらしの酷い奴」と罵っていた筈です
「俺みたいなチャラいのよりも、しっかりしてるよ、きっと、幸せにしてくれるよ」
先輩が立ち上がります
…僕は、先輩の鷹揚な態度に驚嘆しました…
格の違いとでも言うのでしょうか…
「鬼マサ」とも呼ばれる激しい気性の彼女にシバかれ、揉まれまくって
すっかり角が取れてしまったのでしょう…
明里ちゃんは、そんな先輩を後ろから抱きしめました
「春樹くんの事、好きだけど…???…だから…(泣き声で)分からない!」
先輩は振り返って、明里ちゃんを抱きしめました…
そして、明里ちゃんの顔を持ち上げます。
潤んだ瞳を見つめます
今度は、明里ちゃんは嫌がりませんでした
「俺が初めてでいいの?」「はい…」
「???(彼女いる?)けど、いいの?」 「はい…」
「じゃあ…」 2人は唇を重ねました…
明里ちゃんが18年間ずっと護って来た真っ白な純潔は今から、少しずつ先輩の色に染められて行くのです。そして、その様を僕は黙って見ているしかないのです
この間、とても長い間、ボイスレコーダーには何も音が入っていません
その代わり、僕はこの目で見ていました
少し緊張した表情で目を閉じ、顔を真っ赤にして先輩と唇を合わせている明里ちゃんを…ショックでしたが、凄く幸せそうな明里ちゃんの姿を見ているとそれはそれで良いのではないか…とも思い始めていました
ただ、こんな事が「鬼マサ」にバレる様な事になれば…
先輩も明里ちゃんも可哀想な事になるんじゃないか
(実際、つい先日までは修羅場でしたが) そんな変な心配をしてしまう程、この状況を俯瞰的にとらえている自分が居ました
夜の闇の中で、豆電球の照らし出す・・。ぼうっとした微かな灯りに照らし出された明里ちゃんは、先輩のキスに、緊張してカチカチになっているのが傍から見て居ても分かります
まともに男性に触れられるのも初めての明里ちゃんが、いきなり、男に愛撫されるのです
「んっ、キス…好きです…」「明里ちゃんの唇、凄く気持ち良いよ」
「先輩も…」
唇を付け合いながら、お互いに想いを語り合います…
やがて、先輩は手練れた男の本性を見せ付け始めます
明里ちゃんの頭を抱きしめるとひときわ激しく唇を押し付けました。
恐らく、明里ちゃんの口腔に、自分の舌を押し入れたのでしょう
産まれて初めて自分の身体の中に、男が侵入したのです…
明里ちゃんは驚くそぶりを見せ、逃れ様と足掻きましたがガッチリと頭を抱きしめられていて、動く事が出来ません。(次回へ続く)